ledcannon’s diary

美作古書店

美作古書店 終末の風景

自宅から持ち出したノートパソコンは普段使いのものと違って緊急時にしか使っていなかった。少々古いOSを立ち上げて、暇つぶしにとこのブログを稼働させるのも久々過ぎてパスワード覚えているか不安だったが、何とか入れた。 数年前に更新して以来、すっかり…

光陰流水

何故かこのブログの更新をしようと思うのは冬なのだ。 何故かはわからないのだけど、自分の行動が鈍ってきた時に、自己を見直そうとするからかも知れない。 または自分の誕生日が冬、12月31日なのでコレまでの自分を葬り、新しい自分を形作ろうとする無意識…

小学生の頃が遥か遠くと感じるようになって数年が経過した。はっきりと思い出せていたはずの過去が段々と遠のいていく。この間まで隣を走っていたはずの過去の幻影ははるか前方を駆けている。 緩やかに変化していると認識していた街並みが、ここ数年で急激に…

無題の三

否応無く時間は流れ続け、その奔流の中にたくさんのものを落としていく。 少なくとも不変なんてものは存在していなくて、日々、いい言葉で表せば進化、悪い言葉で表せば退化し続けているのだ。 しかしながらそんな事を考えてみても、俺が現在置かれている状…

無題の二

かつて世は忌むべきものも忌まれるべきものもなく、ただ安寧なる世がそこには在った。 世は広く、そして数多の集合であり彼【スメラノミコト)】と彼の一族が総てを統治していた。 哀しいことに、彼はその身に世の摂理を抱き彼は世の摂理そのものであった。 …

無題の一

さて、『節理』について考える。 また、『ルール』について考える。 考える、考える、考える、考える、考える、考える…。 ・・・答えなどない。 この思考の袋小路の中で俺は一生の大半を過ごしてきたという事実を思い知らされる。 それは時が満ちるには丁度良い…

リハビリ

Twitterで呟く事がメインになってから、長文を書かなくなった。 ブログはこうして残って居るにも関わらず、その更新すら半年とか一年しないのがザラになったりね。 mixiをやって居た頃は未だ少し長めの文章を書いたりしたのだけどもね。 年末の忙しい最中な…

凛と引き締まる様な早朝の空気。 布団から這い出すのも億劫であるが、意を決してストーブの前までのそのそと移動する。 灯油の燃える匂い。 遥か昔もこうして早起きをして世界が未だ寝静まって居る間にゲームをしたものだ。 此の季節のゲームはなんだろう。 …

明晰夢

青空。 入道雲が遠くの空に湧き上がっている。 また、待ちに待った此の季節がやってきたか。そう思うと心が躍った。此の町で一番見晴らしの良い場所でしばらく空でも眺めようか。 向かおうとしていた方向に背を向けて、道の突き当たりの向こう側。堤防の天辺…

ゲームボーイ

2022年現在となってははるか昔の出来事になってしまった。下手すれば現在まで付き合いのある友人よりも長い付き合いをしてきている。 DMG-01 CPU4。 僕のゲームボーイだ。 ドクターマリオかSDガンダムSD戦国伝 国盗り物語かスヌーピーのいずれかと一緒に買っ…

子供ながらに思ったのは良いことや悪いことをした事によって行き先が異なると言うのは正直、大好きな両親と離れ離れになる可能性があるんじゃないかと言うこと。自分がいくら徳を積んで天国に迎え入れられても愛する家族とバラバラにされて自分だけ良い思い…

ゲームボーイのこと

保有しているゲームボーイが1990年製だと言う事実を突き止めるましたので、先に訂正をしておきます。 1990年製のCPU4が僕が小学生の頃からずっと持ち続けているゲームボーイです。 『ゲームボーイはグランドセイコースプリングドライブではないのか!そもそ…

ドラゴンクエスト3の記憶

社会現象になったゲームだったな、とこの記憶を辿ろうとすると思い出す。 ただ、父が何処かで予約をしていたお陰で比較的早いうちにプレイ出来たと思う。 1、2と続いた荘厳なタイトル画面はなくただただ真っ黒な画面に白地でメニューが出てくる仕様だった。 …

ファイナルファンタジー外伝 聖剣伝説の記憶

とても綺麗な箱だ。 手に取った時そう思った。 白い箱に幻想的な剣とも杖とも取れる絵が描かれている。ファイナルファンタジー外伝 聖剣伝説と書かれている。 何かわからないけどそのパッケージデザインにドキドキした。 ゲームボーイにセットして流れ始めた…

ゼルダの伝説の記憶

家にもあった事を思い出す。 先ずはディスクシステム。 いつの間にか家にあって、起動は電池で行なっていた。親父が買ってきたのは間違い無いのだが小豆色の筐体。 ディスクを読み込まないとブザーが鳴るんだったか? ゼルダの伝説。 コレもその時に初めて触…

キングコング2怒りのメガトンパンチの記憶

未だに忘れられないし好きなゲーム。 どういった経緯で今自分の手元にあるのかも忘れてしまったが、発売当初よく友達と遊んだ。 そろそろ嘗ての友達に名前を与えた方がいい気がしてきたので名付けよう。 櫻ノ海の感覚で。 最古の友達「宮城竜也」 幼稚園から…

ファイナルファンタジー3の記憶

母に買って貰った。 嘗て富山県にあった西部デパートのおもちゃ売り場。 レジ前のカウンターの中にとことん値引きされて転がっていた。 パッケージがとても綺麗で、でも3?こんなゲーム知らないやと思いながら確か新品2980円で買ってもらったはず。 家に帰っ…

スーパーマリオUSAの記憶

違和感しか無い。 なにこれマリオにしただけじゃん。 どきどきパニックだよね、コレ。 どきどきパニック現役の僕らはスーパーマリオUSAに胡散臭さしか感じなかった。 寧ろ非正規のゲームだとも思っていた。 ドキパニを久々にプレイしたくなった。 けれどもデ…

サガ3の記憶

期待していた、と思う。 サガ2を毎日クリアするのに飽きて聖剣伝説のLV99を目指していた頃のはずだから。 完結編って言われて凹んだ記憶もある。 それくらいサガのシリーズは好きだった。 まあ、サガが終わってもアレサがあったしね。 なんだかんだで予約と…

魔界塔士サガの記憶

サガ。 ゲームが好きならば多分衝撃的なラスボス勝利、つまり、このゲームの醍醐味である「カミハバラバラニナッタ」を知っている事と思われる。 チェーンソーと言う武器で神を攻撃してヒットすると神はバラバラになったと表示が出て神が真っ二つになって勝…

霊幻道士の記憶

茶色のカセット。 親友が持っていた。 当時のキョンシーブームは凄かったし、この霊幻道士も良いゲームだった。 音楽が好きだったし、弟子(モンチョイ)と道士とのやりとりも面白かった。 妹がキョンシーにハマっていて、それこそ毎日ビデオを見ていた記憶が…

ドラゴンクエスト2の記憶

父との記憶が被る。 父が友人に借りてきたとかでウチに来たような。 自分は日中、父が夜攻略していた。 どちらが早くクリアしたか記憶に残っていないが、ロンダルキアの洞窟とシドー戦がキツかったなぁと。 キラーマシンに苦戦した記憶も蘇ってきた。 パズス…

自己紹介

古くから僕の事を知っている人も知らない人も。 美作驟雨(ミカサカシュウ)と言います。 よろしくお願いします。 何かに突き動かされるが如く今年はゲーム関係に振った日常を生きています。 ゲームについては3、4歳の頃に父がどこからか借りてきたブロック崩…

ロックマンの記憶

今ではゲームが多少好きなら知っているであろうロックマン。 今では30代前後のニコニコ動画を見ていた人ならある程度は知っているであろうロックマン。 その青いカセットは魅力的だった。 当時の親友がロックマンを買ってもらって毎日遊んだ。 ボスを倒した…

ドラゴンボール神龍の謎の記憶

個人的にとてもこのゲームは好きだった。 音楽がノリノリだったしドラゴンボールが当時は好きだったから。 システムを理解せずに毎回運頼りでゲームを進めていた。 自分が保有した最初期のゲームだと思う。 兎に角色々工夫してヤムチャを倒せるようになって…

ゴーストバスターズ(FC)の記憶

ファミコンがウチに来てから、そのファミコン資産を一度リセットするまでの間保有していた。 自分では結局クリア出来なかったゲーム。 ガス欠になってクルマを押してなんかやってるとズールからマシュマロマン出て来てゲームオーバーみたいな事を繰り返して…

スーパーマリオブラザーズの記憶

発売当初はファミリーコンピュータも持っていなくて、友人の家で遊んだ記憶がある。 そもそもファミコンのある家庭には必ずあったイメージ。 男の子も女の子も関係なく、ファミコンが有ればスーパーマリオが有る。そんな環境だった。 ずっと欲しい欲しい言っ…

櫻ノ海ポータル

美作 驟雨 作の長編小説です。 以前にgeosityやmixiで公開していました。 蛇足という名の完結編が書き上がるまで無期限で公開します。 序章 https://ledcannon.hatenablog.com/entry/2020/12/27/190255 一章https://ledcannon.hatenablog.com/entry/2020/12/…

櫻ノ海 漆章

櫻ノ海 ―最終章― 櫻ノ海-cherry blossom- 第漆話 -終わりの始まり、始まりの終わり-。 そう、まるで夢の中のようなのだ。 途切れ途切れの記憶が蘇っては泡沫のようにぱちんと弾けて霧散する。 いつからこの牢獄のような現実に囚われていたのだろうか? …

櫻ノ海 六章

櫻ノ海 ―陸章― 櫻華-オウカ- 第陸話 終極。-そして始まる-。 ひらりひらりと何処からともなく、雪のように白い櫻の花が一片舞い落ちてきた。それを非常にけだるく視界に捕らえながら竹筒に入った酒の最後の一滴を口内に滴らせた。 四日。 そう、この森に…